清泉園本店は、京都府の宇治田原町にて宇治茶の販売店を営んでおります。宇治田原町は、山地・丘陵地と、河川沿いの平地、多くの谷が組み合わさって、陰影に富んだ地形を作り出しています。また、宇治川と木津川に挟まれ、良質なお茶の育成に欠かせない川霧が発生しやすく、肥沃で水はけの良い土壌を持っています。宇治田原町は地形や土壌などが、おいしいお茶を生み出す条件を十分に満たす、一流の茶産地なのです。
当店では、このように恵まれた自然条件を最大限に活かして育成された宇治茶を、更に品質を厳選した上で、お客様にお届けしております。また、商品の発送は、長年の実績より信頼性の高い「ヤマト運輸」と「日本郵便(ゆうパック)」による配送に限定しています。どうぞ、ご安心ください。
更に独自システムの導入により、ご注文履歴のご案内やご注文受付などで、お客様をお待たせすることなく即座に対応出来る体制を整えております。
緑茶は農作物であり、その出来にはばらつきがあります。そこで、毎年同じ品質のお茶を作り出す為に行うのが、合組(ごうぐみ)と呼ばれるブレンド作業です。様々な特徴を持つお茶を合わせる事で、香り高くおいしいお茶を安く作り出せるのです。
清泉園本店では一つの製品に対して、十種以上の原料を合わせたものを更に複数合わせる事で、宇治茶特有の深みのある味と香りを持つお茶に仕上げています。原料も一つとして同じものはなく、その質を見抜き、味・香り・水色・形・量・価格を希望の条件に合わせる為には、長年の経験が必要となってきます。
原料となるお茶は、季節に合わせて0~5度に調節出来る保冷庫にて貯蔵しており、鮮度の維持に努めています。更に茶葉を最高の状態でお届け出来るように、衛生管理を徹底した梱包室にて窒素充填真空包装を行っています。
清泉園本店のあります京都府綴喜郡宇治田原町(うじたわらちょう)は、新茶の季節に茶の加工が始まりますと、町中が茶の香りに包まれる、まさに茶の郷と言えます。京都府南東部の山城地方に位置しており、宇治市、城陽市、井手町、和束町に隣接するほか、滋賀県との県境にあたります。
江戸時代に宇治田原郷の茶農・永谷宗円により現代の製茶工程の元となる「青製煎茶製法」が開発された地と言われる事から「日本緑茶発祥の地」を標榜しております。
京都府及び宇治田原町にはお茶に関する組合・団体が数多く存在しており、茶業振興を図るため、宇治茶の生産向上、生産農家の後継者育成、手もみ製法の有形的保存・継承などの活動を行っています。「宇治田原手揉み保存会」の皆さんによる演習は毎年行われており、出来上がったお茶は宇治田原産新茶1号として宇治茶の初市に出品されます。